インタビュー

INTERVIEWインタビュー

INTERVIEW03

「ノーリフティングケア」を積極に導入され、福祉用具も効果的に活用されている介護付有料老人ホームローズライフ京都副館長、日本ノーリフト協会理事の眞藤英恵様(理学療法士)及びノーリフテイング担当者にお話を伺いました。

介護付有料老人ホームローズライフ京都
https://www.roselife.jp/

施設概要:
ALSOKグループ運営の介護付有料老人ホームです。
京都市中京区/平成26年11月1日開設/入所数定員89室(90床)

ノーリフティングに取り組むことで、
ご利用者の潜在能力を引き出すとともに、
職業性腰痛ゼロの職場づくりを行います。

ローズライフ京都は平成26年11月にオープンしたALSOKグループ運営の介護付有料老人ホームで、京都市中京区という利便性と、京都市立病院に隣接という安心感を兼ね備えた介護付有料老人ホームです。福祉用具をコーディネートできるリハビリ職が常駐しており、ノーリフティングケア(抱え上げない介護)を実践しおります。

ーノーリフティングケアに取り組むきっかけは何だったのでしょうか?

法人として理念を実現していく為に、ご入居者へのケアを考える行動原則「ケアの3原則」があります。管理者も常にこの原則に基づいて、運営や管理をしています。

ノーリフティングはこの原則の「生活の継続性を大切にする」に基づき、ご入居者の未来の生活も考え、重度化や廃用を防ぐケアをしていきたいという視点と、ご入居者が持っておられる潜在的な力を十分に発揮して、暮らしていただきたいという視点により、力任せにケアすることは望ましくないと考えたことから導入することにしました。

また、ケアの仕事は働くスタッフが笑顔で、ご入居者に向き合うことが何よりも重要であることから、負担の大きいケアを改善し、職業性の腰痛などを防ぐ職場環境を作りたいと思っていたからです。福祉用具を活用した心身にゆとりのあるケアの実践は、スタッフとご入居者のコミュニケーションの場を作り出すことを、実践を通じて知りました。

ーノーリフティングケアを実践するとご利用者にどのような変化が起こりますか?

正中位で座れない、立ち上がりや立位保持ができなく、閉眼したままで声掛けにも反応がない状態の利用者様がいらっしゃいました。スタンディングリフトで立位をとるようになって、意識状態が変わりました。

開眼し周囲の環境に目を向けることが増えました。そして足底荷重ができようになったことで、立位時の姿勢が良くなり、立ち上がりも自分で出来るようになっていきました。今では座位姿勢の崩れも無く、一人でお食事が摂れるようになっています。

そして、スタンディングリフトは『楽しい』と笑顔で話されます。その他には、ホームではリフトも多く使用しています。リフトを使うことで不安や恐怖で緊張することがない為に、安定した座位姿勢が取れるようになっています。なので、ティルトリクライニング車椅子の方もご自身の生活リズムに合わせて居室から出て、フロアで過ごされています。

ノーリフティングケアを実施していくことで、ご入居者の身体的な負担は軽減します、二次障害の予防にもなります。そして『痛い』『怖い』などの心的な負担も大きく減ります。

詳しくはM.I.S.会員サイトインタビュー動画をご覧ください。
※この動画サイトは関連会社 日本ケアリフトサービス(株)が運営しているサイトになります

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