こんにちは。営業部の日野です。
ウェルネットレポート第四回目は弊社でおこなっている勉強会についてです。9月に納品させていただいた施設様で勉強会をおこなって参りました。今回の施設様は浴室の改修にあわせて天井走行式リフトを納入いただきました。以前に床走行リフトは導入されていましたが、使われなくなり倉庫行きになってしまったようで、改めてリフトの使用を進めていくために複数日程で勉強会をおこないました。
勉強会の内容としては、
①リフト移乗と抱え上げ移乗の違い
②医療・介護現場の腰痛(労災)発生状況
③リフト移乗での自立支援
④スリングシートの種類と選び方など
についてお話しいたしました。
ここで一つ質問ですが、皆様はご自身が持っていい重さの目安はご存知でしょうか?厚労省の腰痛予防対策指針では、「男性は自分の体重の40%以下、女性は自分の体重の24%位」を推奨しています。そのため体重50kgの女性だと12kgほどになります。これはアルミ製の標準型車いす位の重量ですので、研修時にご紹介させていただきますと、どの施設様でも大変驚かれます。一足飛びにはいきませんが、可能な限りこれ以上重たいものは持たなくてよい環境を作っていただけたらと思います。
そのほかリフト移乗による自立支援の事例紹介や、リフトに吊られる体験の時間を多くとらせていただき、リフト移乗は介護者も被介護者も「楽である」と実感いただけるような内容にしています。
こちらの施設様からも研修後のご感想をいただきましたが、「実際に吊られることでリフトに乗る方が楽なのがよく分かった」や「何回か来てもらってわからないことが聞けて良かった」などのお声を頂き、リフトに対するイメージの変化や、複数回の訪問による安心感を抱いて頂けたようで嬉しく存じます。
勉強会については納品前後だけでなく、数年後であっても新入職員様に対する勉強会やスリングの選定方法のポイントなど継続して支援しております。使い始めてから気づく疑問点や、この利用者様だけうまくいかないなどお困りごとがありましたらお気軽にご連絡ください。
またリフト移乗が定着して慣れている施設様でも、口頭での伝達指導が継続するうちに大事な注意点が漏れてしまうことも考えられますので、ご確認のためにも訪問させていただければ嬉しいですし、しっかりフォロー致しますのでご遠慮なさらずにご相談頂けますと幸いです。