こんにちは。
季節が進み日ごとに暑さが増していますが、皆様ご体調のほどはいかがでしょうか?
今回のウェルネットレポートでは5月に弊社の研修棟で開催したウェルネットアカデミー第2回の内容をご報告いたします。
排泄ケアの講座ということもありたくさんのご応募をいただきましたが、会場の兼ね合いもあり参加者数を限って開催いたしました。
内容:自立支援に繋がる排泄ケア
講師:山口路子氏 一般社団法人滋賀県介護福祉士会副会長・介護福祉士
日時:5月18日(土)10:00~16:00
料金:6000円
研修内容としては、午前中が座学・午後が実技の流れで進行し、排泄のメカニズム、排泄用福祉用具の種類、介助時の姿勢、介助方法など一口に排泄ケアといっても多岐にわたる講義内容でした。
ところでここで皆様に一つ質問です。
皆さまは「おむつ」と言う時は、以下のどの商品を指して話されていますか?
A:テープ留め紙おむつ
B:ぱんつ型紙おむつ
C:布おむつカバー
D:布のホルダーパンツ
いかがでしょうか?
現場で働いている介護職の皆さまはAと答えられた方がほとんどかと存じます。
では、他の商品はおむつではないかというと、そうとも言い切れません。
「おむつ」という言葉は非常に広い意味を持つ言葉のため「おむつ」と検索をかけると非常に幅広い商品が検索にかかり、当然のことながら子供用の物も含まれます。
講義では、『介護分野の専門職の扱う用語とご家族さまがイメージする「おむつ」が必ずしも一致しないんですよ』という話がありご来場の皆様も気づきがあるようなご様子でした。
実技では実際におむつを履いて色々なおむつの当て方を試していただき歩行や座位姿勢への影響をご体感いただきました。自分の体で試すことで理解が深まり、普段関わっているご利用者さまの座位姿勢などを皆さま振りかえられていらっしゃいました。
福祉用具の体験ではスライディングシートの評価が非常に高く「これ揃えたいな」とのお声が上がっていました。排泄ケアでスライディングシートを使ったことのある方は少ないようでしたが、試していただくと紙おむつの差し込みやすさ、上下位置の微調整のしやすさに感動されていらっしゃいました。
これを読んでいる皆様の中にも排泄ケアでスライディングシートを使ったことが無い方がいらっしゃいましたら是非一度試してみてください。
その他にも尿器、ポータブルトイレ、リフトなど排泄にかかわる福祉用具を一緒に触り試しながら知識を深めていただけました。
講義終了後も質問や相談がたえず、実りのあるお時間を過ごしていただけたのではないかと感じています。
次回のウェルネットアカデミーは8月9日(土)に予定しております。
内容は重度化予防のためのケア技術ということで、ポジショニングを皆様と学べたらと考えております。
ご興味がございましたらコチラから詳細を確認いただけたらと思います。
皆さまのご参加を心よりお待ちしております。