ウェルネットアカデミー第3回 開催レポート|重度化予防に向けたポジショニングケアを学ぶ

「重度化予防の為のポジショニングセミナー」
第3回ウェルネットアカデミー開催レポート

皆様、こんにちは。
ウェル・ネット研究所の山下と申します。
連日猛暑が続いておりますが、皆様いかがお過ごしでしょうか。
当社では先日熱中症指数計を設置し、職員の熱中症対策に努めております。

今回は8月に当社ショールームにて開催しましたウェルネットアカデミー第3回の内容をご報告致します。

内容:重度化予防の為のケア技術
講師:一般社団法人 日本重度化予防ケア推進協会 理事長/作業療法士 香川寛氏
会場:株式会社ウェル・ネット研究所
時間:10:00〜16:00

今回のセミナーでは介護現場で起きている円背や拘縮、ムセなどの重度化の原因を紐解き、予防・改善の為のポジショニングのノウハウを学ぶ講義内容でした。
期待する効果によってやり方や考え方が変わるポジショニングですが、重度化予防という視点での考え方を参加者の皆さんにも体感していただきました。

今回も様々な施設職員の方が参加していただきましたが、他の参加者とのディスカッションもみられ、異なる視点からの気づきもあるよう様子でした。

 

介護現場でのポジショニングの実践においては適切な方法なのか疑問に感じておられる方も多い印象を受けましたが、今回のセミナーを通して重度化予防を目的とした要介護度が軽度者から重度者へのポジショニングの体感をしていただき、実践の方法やポイントについての理解も深まったとご感想をいただきました。

私自身も重度化を予防するためのポイントである「ポジショニング・シーティング・ノーリフティング」の体系的実践に向けて、ご利用者の重度化の要因について考える良い機会になりました。

ポジショニングでの効果的なケアで寝たきりを改善する事ができれば離床が可能になり、食事や排泄、認知症状等への好影響・好循環が期待できます。ご利用者の自立支援にも繋がっていくのではないでしょうか。
さらには支援者の支援負担を軽減し、現場における業務効率化・生産性向上のヒントになったのではないでしょうか。

 

引き続きウェルネットアカデミーでは様々なテーマでセミナーを行って参ります。
皆様のご参加を心よりお待ちしております。

 

 

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